逆転裁判に影響されたドラえもん

※未完成品です
 添削もしておりません
 それでも良ければご覧下さい

弁護士 ドラえもん
検察 出木杉
被告人 のび太
被害者 ジャイアン
証人1 スネ夫
証人2 静香
全員小学五年生でお送りいたします。


裁判長「それでは被告人、野比のび太の裁判を始めます。弁護側、検察側、準備はよろしいですか?」
ドラえもん「弁護側準備完了しております」
出木杉「検察側準備完了です」
裁判長「まずは検察側より、状況の説明をお願いします」
出木杉「かしこまりました。被害者はジャイアン、僕と同じく小学五年生です。先日、学校の裏庭で遺体として発見されました。遺体には首にロープと絞められた後があり、絞殺されたものと考えられています。さらに、被害者が絶命する直前に地面に書き残された名前がありました。『野比太』と右手人差し指で書かれており、被告人を緊急逮捕致しました」
裁判長「なるほど。被害者が犯人を告発するためのダイイングメッセージ。よくあるパターンですね」
出木杉「議論の余地はありませんが、一応証人を用意しております。彼の話を伺って判断をお願いします。
裁判長「分かりました。弁護側、異論はありませんね?」
ドラえもん「・・・ありません」

スネ夫「骨川スネ夫。被害者、被告人、そして検察側の出木杉と同い年の小学五年生です。あの日の昼、ジャイアンのび太はいつものように喧嘩をしていました。喧嘩の原因までは分かりませんが、のび太はいつも以上にジャイアンに殴られ、顔を腫らしていました。のび太も「殺してやる」と、普段では言わない台詞を口にしているのを耳にしました」
出木杉「ありがとうございます。事件当日は平日で、放課後に喧嘩があったようです。事件があったのはその夜。解剖により20時〜22時が死亡時刻と判明しました」
ドラえもん異議あり!小学五年生が20時に外に出ようとすれば親に何か言われます。被告人の家は古く、外に出ようと廊下を通るとリビングにいる両親に足音がバレることになります」
出木杉異議あり!君が言っても説得力がないよ。タケコプターなんて素晴らしいものを持っているじゃないか」
ドラえもん「うっ・・・」
出木杉「弁護側も指摘してくれた通り、弁護人さえ黙っていてくれれば被告人はこっそりと家を出ることが可能でした」
ドラえもん異議あり!20時〜22時は被告人と一緒に部屋にいました」
出木杉異議あり。君は被告人と一緒に住んでいるんだろう?言わば家族のようなもの。家族の証言は証拠にならない。さすがに知ってますよね?ちなみに被害者の両親は被害者が20時くらいにこっそりと家を出て行く音を聞いています。その後23時になっても帰らないので、警察に捜索願を出しています」
ドラえもん「うう・・・(のび太君はやってない。それを伝えることがこんなに難しいなんて)」
裁判長「聞いた所によりますと、弁護人に頼れば過去にも行けるのではないのですか?それで殺害される瞬間を見ることがこの裁判の一番の近道だと思うのですが」
出木杉「さすが裁判長。僕もそうしたかったのですが、弁護人が事実を捻じ曲げたりしてしまったら僕たちは真相にたどり着けない。あらゆる手段を使うことが考えられますからね」
ドラえもん「ぼ、僕はそんなことはしない!」
出木杉「僕もそう思いたいよ。しかし、被告人の弁護を君が請け負っている以上、全員が納得できるだろうか?僕はタイムマシンなどを使うと余計な心配が増える。この裁判だけで十分。そう判断しました」
ドラえもん「(うう、返す言葉もないな)裁判長、弁護側にも一人、話を聞いて欲しい人物がいます」
裁判長「ほう、それはどなたですかな?」
ドラえもん源静香さんです。被告人とは恋人関係にあたります。話の内容は僕にも聞かせてもらえまえんでした。「きっと、のび太さんの力になれるから」それだけしか聞いていません。是非証言をお願いします。」
裁判長「小学五年生で恋人関係。それは興味深いですな。入廷をお願いします」

静香「私からは一つだけ。その日の19時〜21時にはのび太さん・・・被告人と一緒にいました。犯行は難しかったと思います。帰ってから親にこっぴどく怒られました」
出木杉「19時〜21時に被告人と一緒にいた。21時以降はアリバイが確認できない、と。もう一つ。先程弁護人より20時〜22時に被告人と一緒にいたという話がありましたが・・・どちらが本当なんでしょうか?」
ドラえもん「(ここで一気に畳み掛けてやる)もちろん私の話が本当です。つまり、証人、静香ちゃんは嘘をついている!」
出木杉異議あり!弁護人、今の言葉の意味、わかっているのかい?善良な市民がわざわざ裁判所に足を運んでわざわざ証言してくれているんだ。証人の話に嘘がなかった場合、弁護人には重いペナルティが待っていることになるよ?」
ドラえもん「心配には及びません。僕は本当のことを言っているだけですから。のび太君に聞いてみれば分かるでしょう」
裁判長「それが早いですね。被告人、20時〜21時にあなたがどこにいたか。証人と弁護人の話が真っ向から食い違っています。どこに誰といたか聞かせてもらえますか?」
のび太「・・・・・・僕は・・・僕は公園に静香ちゃんといました」
ドラえもん「え?え?ええええええええ!?のび太君!よく思い出して!!」
のび太「・・・よく覚えてる。僕は静香ちゃんと一緒にいた」
出木杉「あれあれ?弁護人、どういうことだろうか!?」
ドラえもん「(分が悪い・・・切り札を出すか)のび太君がどこにいたのか。それはとりあえず置いといて、報告があります。検察側は被害現場に残った足跡を調べましたか?」
出木杉「・・・はい、調べました。しかし消されて・・・」
ドラえもん「足跡は二種類ありました。一つは被害者のもの。そしてもう一つはほとんど消されてしまっていました。恐らく犯人が犯人の足跡を消したのでしょう。しかし、綺麗に残ったものがありました。被害者の大量の足跡の中から!」
出木杉「な、なんだって?」
ドラえもん「被害者は首を絞められ、抵抗します。あの体格ですから、後ろから首を絞めるだけでもかなりの格闘があったようです。足跡もあちこちと大量に残っていました。さらに半径1メートル以内にかなり残っている部分がありました。ここで被害者は絶命したようです。ここに犯人の消し忘れた足跡が残っていました。そして・・・これこそが被害者の本当のダイイングメッセージなのです!」

※ここで飽きました
 読んでみたら微妙だったので諦めました
 すでに次の作品を書いております
 というわけで、これで完成とさせて頂きます